2017年6月4日日曜日

Making Connections

オクラホマシティから、空港のあるタルサに向かうバスの中…おそらくこれが、アメリカから投稿する最後の記事になるだろうな。まだ明日、日本に帰るなんて信じられないけれど(信じたくないけれど)

今しみじみ感じること…つながりを作ることって大事だな。というかすごいパワーがあるなということ。留学中、何が良かったって、ものすごーくたくさんの人々とつながることができたことだと思います。大量の素敵な友達、尊敬できるいい先生方、ご飯に呼んでくれる家族、などなど…特別優れた才能があるわけでもなく、どちらかというと一人で何にもできない寂しがりが10か月間もアメリカでやってこれたのは、他でもない、いいつながりに恵まれたからだと思います。


・チャイルドライフスペシャリスト
今週、オクラホマシティにある子ども病院で、チャイルドライフスペシャリストのシャドウイングをしてきました(簡単に言うと、お仕事見学みたいな感じ?)先学期のチャイルドライフのクラスの先生にダメもとでメールをしたら、簡単に「させてあげるよ~」となり、こんな単純なものなのねと拍子抜けしました。これ、アメリカっぽいですよね。日本だったら、身分がどうのプライバシーがどうの感染がどうの手続きがどうの…ってなるんじゃないでしょうか。

でも、とても貴重な体験になりました。何人かのチャイルドライフスペシャリストの方に交代でくっついてまわって、外来から入院棟まで、患者さんに接するところから裏側まで、全部見せてもらいました!百聞は一見に如かず。まだまだ一つの病院に一人いればいいような状況の日本で働くのと、20人近くいて一つの病棟に専属のチャイルドライフスペシャリストがいるようなアメリカで働くのは全然違うだろうけれども、やっぱり実際に肌で感じるって大事です。
彼女たちが子どもにこれから何をするかを説明する時、はっきり言って「I was so impressed」でした。わかりやすい言葉で、子どもが実際に感じること目線で、処置の最初から最後まで、そしてどうしたらいいのかを提案しながら説明する姿に、プロフェッショナル感を感じました。

これも先生のコネじゃないけど、その先生とのつながりがあったからうまくいったことだと思うし、さらに他のチャイルドライフスペシャリストの方々からも連絡先をもらって「いつでも質問があったらして」と言ってもらえて、また新たな、私の求めていたつながりが広がりました。
超巨大な病院。天井からこれまた巨大なちょうちょ達ががぶら下がってた。

・先生
OSUでは、友達だけではなく先生方もとても親身でHelpfulな人ばかりでした(友達の話を聞いていると悪い教授もいるらしいが、少なくとも私の先生はみんなAdmirableでした♥)

中でも、秋・春学期両方ともクラスを取って、1年間お世話になった(正しく言うと、かなり迷惑をおかけした笑)あるPsychologyの先生、多分彼女は私の一生のお手本になることでしょう。見た目若干クールで颯爽としたアメリカンって感じで最初怖かったけど(^-^;、とっても優しいうえに、本当にWise womanって感じで心底尊敬していました(日本語も英語も、私の言語能力、崩壊している気がする笑)
今週、最後に挨拶しようと尋ねたら、3時間半もいろんな話をしてくれました。彼女のキャリア、どうやって教授になったか等…大学院に行くアドバイスもたくさんしてくれ、いろんなResourceも教えてくれました。最後に「あなたのためだったら喜んで推薦状も書くし、質問があったらいつでも連絡してちょうだい」といって、連絡先等もくれたし(この先生はこの秋から別の大学に行ってしまうのです…たとえ私もOSUにいないとしてもなんか残念。)頼りがいのある(ある意味、権力のある?)素敵な人と、こんないいRelationshipを築くことができたのも、留学で得た一つの大きいものだと思います。

この先生がどんなに私を助けてくれたかというと…
・個人的に話す時に授業の時よりもゆっくり話してくれる(しかも、「ゆっくり話した方があなたにとって楽かと思ったけど、英語が第2言語だからってあなたの能力が低いわけじゃないから、ゆっくり話されたらイヤ?」と一回確かめてきた笑。)
・授業中にビデオを観る時はたとえ1分ぐらいの動画だとしても字幕を付けてくれる。
・スライドを渡さないでノートをとらせる派だけど、のろい私がノートを取れないと、授業の後でもう一回スライドを見せてくれる。
・私の英語がどんなに崩壊してようと、言葉が出てこなくて30秒ぐらいつまったとしても、「Take your time」と言ってどこまでも付き合ってくれる(ちなみに人間は、7秒以上間があくとAwkwardに感じるらしい。)

でも先生曰く「あなたは自分で自分を助けたのよ。あなたが一生懸命やって、助けを求めてきたから、みんな喜んで助けたのよ」だそうです。いや、皆が信じられない程親切で優しかったから…とも思いますが、これ本当かもしれないです。私の留学中に使った作戦の根本は、もうできない、わからない、落っこちそうなのは仕方がないから、自分を鍛えるよりも振り落とされないように誰かに引き上げてもらおうって感じでした(^-^; 留学中に一番頑張ったことは「助けをGetできるよう努力した」ことかもしれません。

どの授業でもクラスメイトにいろいろ聞きまくりでした。オフィスアワーで、意味不明な授業や課題のやり方を解説してもらうこともしょっちゅうでした(先生をディスっている訳ではなく、私の理解力の問題ですので誤解しないでください笑。)特にSpring semesterは、もう開き直って、わからないなら誰かに助けてもらえばいいや、別に自分一人でやらなくても!状態でした。この態度がいいのか悪いのかは分かりませんが、これがある意味、たくさんのコネクションを作れた秘訣じゃないかなと思います。友達とも先生とも。この濃厚なコネクションが私の留学を充実したものにしてくれたし、毎日を楽しくしてくれたし、さらにこの先生然り、私の将来につながっていくんだろうなあ。この1年間で得た一番貴重なものです♥

ま、常にこんな態度だったので、自立心はまるで成長していません(笑)いっつもだれかに聞いてばっかりなので、いざ自分で調べてやろうとするといろいろやらかします(-_-;) このバスも、もっとちゃんと調べていれば10ドル以上お得だったのね…スーツケースが2個ある時にどうすればいいかなんて考えていなかったよ…涙

最後に私のお気に入りのTed Talk。彼女の言うこと全部に賛成するわけでもないけれど、彼女の言う”New things come from what are called our weak ties, our friends of friends of friends. ”は本当だろうなあと思います。それを持っているだけではなく、有効活用できる人が成功するんだろうなあ(”成功”の定義が何かは突っ込まないでください。)個人的に、いろいろもやもやしている大学生にオススメです。ちなみに、このTed Talkを最初に教えてくれたの上に書いた先生だったな(笑)


※これ、昨日バスの中で書いておいて、後でWifiゲットしたら投稿しようと思ったら、案の定忘れていました(;'∀') 3時間の乗り換え時間で暇を持て余しているデトロイトから投稿しておきます(笑)次は13時間閉じ込められるのか…今のうちに歩き回っておきたいけれど、荷物が重すぎて動きたくない。重量制限ぎりぎりまでスーツケースに詰め込み、後はCarry-on baggagesに全部なんとか押し込めたので。

さっき、タルサの空港でいざ飛行機に乗ろうとしたら、座席番号がわからない!と思ったら、私が搭乗ゲートだと思っていたナンバーが座席番号で、搭乗ゲートはチケットに記載されていませんでした。この空港で一番ボケッとした人の座席番号と搭乗ゲートが奇跡的に同じ!大いなるもののの力が働いているとしか思えない(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿